どの様な結果になるのか

楽しみですねぇ~

あなたはわきが

中学生の時、担任の教師から、「あなたはわきががありますね。臭いが気になります。注意したほうがいいですよ。」と言われ、大変ショックを受けました。

それまでそう言ったことに関して、何の知識もありませんでしたので、それ以降自分に自信が持てなくなりました。

今考えると、私一人を呼んでその話をしたので、明らかなセクハラだったのだと思います。一時期担任を疎ましく思いました。

自分の外観或いは身体のことであれこれ言われるのは、とても不快に思います。「くさい」という言葉は差別用語だと思います。

それからは、自分の体臭を気にするようになりました。お風呂に入って、脇や足の裏など、赤くなるほどこすりました。体臭を消す、消臭剤がまだ世に出ていなかった頃の事です。

運動をして汗をかくと、脇の嫌なにおいが自分の鼻をつき、周りの人の反応が気になりました。しかし、学友たちは何も言いませんでした。確かに匂いはしていたと思います。それは、学友の優しさだったのだと思っています。

それよりも、スポーツに傾ける情熱の方が勝っていたのです。私は運動で汗を流すときだけは、何も気にせず思い切って身体を動かしました。 大人になってわきがはますます強くなりました。自分でお金を稼ぐようになってからは、わきが用の消臭剤を脇にぬって対処しました。

また、毎日お風呂に入って身体を清潔に保つようにしました。身体の隅々まで気を使っていると、一日くらいラポマインをぬるのを忘れても、匂いがしませんでした。夏は特に気を使いました。わきの汗を押さえるような下着をつけて、度々トイレで着替えました。清潔を保つためには、洗浄と乾燥の両輪が必要です。

濡れたものをそのままにしておくと、匂いは倍加し、匂いに変化が起きて、ますますひどい匂いになります。 六十路を過ぎてからは、わきがを気にすることがなくなりました。閉経に伴って女性ホルモンが枯渇して、わきがはおさまり、体毛も気にならなくなりました。漸く安堵して夏を楽しんでいます。